「フィンスイミングの大会って、どこでやってるんですか?」
この質問、体験に来てくれた人からいちばんよく聞かれます。
世界選手権とワールドカップという世界の頂点から、選手登録がなくても出られる大会まで。1年を通して、ひと続きに並んでいます。
でも、そこなんですよ。頂点と入り口が別の世界にあるわけじゃなくて、どちらもCMAS(世界水中連盟)の同じルールの上に乗っています。初めて出る大会でも、潜っていいのはスタート後と各ターン後の15mまで、という規則は世界選手権とまったく同じ。世界のてっぺんから順に、出られる大会を解説します!
まず、世界の頂点は世界選手権とワールドカップ
2026年の第23回世界選手権は、韓国・仁川で行われました。会場はMunhak Park Tae-Hwan Aquatics Center、期間は6月24日から28日。36の国と地域から、のべ286名がエントリー。世界選手権は、この競技でいちばん大きな1発勝負の舞台なんです。各国が代表を選ぶところから1年が動いて、最後にこの会期へ集まってきます!
じゃあ、ワールドカップは何が違うんでしょうか?
それは、1発勝負か、1年の積み上げかという違いなんです。ワールドカップは年6大会(6ラウンド)ほど、世界を転々として開催されます。各ラウンドの成績ごとに選手へポイントが付き、年間の合計獲得ポイントでその年のチャンピオンが決まります。
世界選手権はプールの中だけではありません。2026年は10月30日から11月4日に、エジプト・シャルムエルシェイクでオープンウォーターの世界選手権が行われます。プールとは別に、海の世界一を決める大会があるんです。
五輪はないけれど、ワールドゲームズがあります
フィンスイミングはオリンピック競技ではないんです。代わりにあるのが、オリンピックで実施されていない競技が集まるワールドゲームズです。フィンスイミングは1981年の記念すべき第1回からずっと採用され続けていて、直近は2025年8月10日から11日の中国・成都。トップ選手の中では、ワールドゲームズはオリンピック並みに特別な大会として位置づけられています!種目や道具の全体像はフィンスイミングとは?速さ・種目・始め方にまとめています。
年齢と立場で、出られる大会が分かれます
CMASの年齢区分は5つです。11歳以下が育成のためのカテゴリE、12〜13歳がカテゴリD、14〜15歳がカテゴリC、16〜17歳がジュニアB、18歳以上がシニアA。国際大会には最低年齢もあって、ワールドカップは12歳から、ジュニア選手権は14歳から、というラインが引かれています。
運用は大会ごとに少しずつ違います。2026年のCMASアジアジュニア選手権は、中国・江蘇省の海安市で9月15日から21日。基準になるのは2026年12月31日時点の年齢で、J1が16・17歳で予選と決勝あり、J2が14・15歳でタイム決勝です。
大学生にはFISU世界大学選手権があります。会場はエジプトのシャルムエルシェイク。当初の2026年4月10日から11日という日程が延期になり、10月28日から29日に決まりました。出場資格は2026年12月31日時点で18歳以上25歳以下です。
30歳を超えたら終わり、でもありません。マスターズは30歳以上を対象に、M30、M35、M40と5歳刻みで区分が続いていきます。上限はありません。CMASの公式サイトには、80歳を超える選手がハイレベルな大会に出場するのは珍しいことではない、と書かれているくらいです!
日本国内の大会は、春から冬まで並びます
国内の最高峰は日本選手権です。世界選手権の日本代表選考会と、アジアジュニア選手権のジュニア日本代表選手選考大会を兼ねています。2026年は5月9日から10日の2日間、横浜国際プールで開催。入場・観戦はどなたでも無料なんです!
春先には3月22日、千葉県国際総合水泳場で学生選手権とジャパンオープンマスターズ。5月3日のAQUATIC GAMESは東京アクアティクスセンターで、水泳だけでなくフィンスイミングやライフセービング、パラ水泳までが集まります。夏は8月16日の東京アクアティクスセンター杯で、フィンスイミングはアプニア・ビーフィン・サーフィスの3種目。
ちなみに、東京アクアティクスセンター杯は例年9月ごろの開催です。2026年は会場が32年ぶりに日本で開催されるアジア大会の競泳会場になるため、1ヶ月前倒しの8月です。
選手登録がなくても出られる大会があります
関東オープンフィンスイミング大会です。第23回は2026年10月18日(日)、東京の町田市立室内プール。要項にはっきり「競技者登録の有無に関わらず」と書かれていて、住んでいる場所も練習場所も問いません。年齢区分は11歳以下から75歳以上まであって、各区分の1位から3位には表彰状。参加選手全員に参加賞もあります。
では、選手登録がないと何が変わるんでしょうか?
それは、記録の扱いだけです。連盟に登録していない場合は記録が参考記録になりますが、順位と表彰はちゃんと対象です。ただし今大会は2027年度の国際大会選考参考大会なので、代表を目指すなら申し込み前に選手登録を済ませましょう。
種目はサーフィス・CMASビーフィン・Jビーフィン・アプニアの4つ。このうちJビーフィンは、日本国内限定で行われる普及目的の種目です。道具の規定が正式のビーフィン種目よりもゆるく、シュノーケルの使用は任意。国際ルールのCMASビーフィンがシュノーケル必須、フィンはCMAS認定品のみで改造も一切禁止なのとは対照的で、最初の1枚はここから入れます!
正直、大会の数はまだ多くありません
競泳のように毎週どこかで記録会がある、という状況ではありません。開催地も関東に寄っています。2025年12月に北九州で開かれた第4回のフィンスイミングオープンin福岡は、地方開催で年々参加者数が増加しています。次に出たい大会が半年先、ということも普通にあります…。
でも、だから1つの大会の中に全部が入ります。関東オープンには11歳以下から75歳以上までが同じ会場に集まり、種目もサーフィスからJビーフィンまで並ぶ。私たちAQUA FinDにも、ジュニア世代から学生、社会人、そしてマスターズのカテゴリで泳ぐメンバーまでが在籍していて、目標にする大会もそれぞれ違います。
もし出てみたい大会が1つでも見つかったなら、次にやることは決まっています。道具をそろえることでも速くなることでもなく、申し込みの締切を調べることです。体験の方にはまずゴムのモノフィンなどをお貸ししているので、手元に何もなくても大丈夫。気になったらLINEやお問い合わせフォームから、気軽に聞いてください!




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