2026年6月、韓国・仁川で開かれたフィンスイミング世界選手権に、AQUA FinDから梶沼照史が日本代表として出場しました!
大会の正式名称は 2026 CMAS World Championship Finswimming Indoor、第23回世界選手権にあたります。期間は6月24日から28日、会場は仁川のMunhak Park Tae-Hwan Aquatics Center(パクテファンアクアティクスセンター)。36の国と地域から、のべ286名がエントリーしました。

結果
・男子50mアプニア 予選 … 15.06(全体20位)
・男子50mサーフィス 予選 … 16.53(全体20位タイ)
・男子4×50mサーフィスリレー 予選 … 第1泳をつとめ16.77。日本チームは1分04秒38で全体8位、決勝進出!
・男子4×50mサーフィスリレー 決勝 … 日本チームは失格、記録なし
リレー予選は、梶沼が16.77で第1泳を担い、そこから大塚悠智選手・谷川哲朗選手・阿部尋斗選手とつないで1分04秒38。決勝に残れるのは上位8チームで、日本はその8番目でした。まさに首の皮一枚で掴めた決勝の椅子です!
その決勝ですが、なんと、日本チームは失格となってしまいました。判定理由は第4泳の15m規定違反。サーフィスは水面を泳ぐ種目で、スタート後に潜っていられるのは15mまで、その手前でシュノーケルか頭が水面に出ていなければならないと決められています。そこを超えた、という判定でした。
しかし、実際の映像を見ましたが、到底納得できる判定ではありませんでした。抗議はしたそうですが、覆らず。タイム自体は日本記録を更新できるレベルだったものの、残念ながら悪夢のように、失格という結果に終わってしまいました。

実は、39.6度の高熱から掴んだ、代表の切符
世界選手権の代表が決まったのは、5月の第38回フィンスイミング日本選手権でした。
梶沼は仕事と両立しながら日々の練習、トレーニングに打ち込み、大会前の練習タイムも調子も、本当に良い状態!このまま過去一のコンディションで本番を迎える、はずでした…。ところが大会前日、左足の裏に血豆のようなものができ、体温も39.6度まで上昇…。感染症だったのかもしれません。泳ぐどころか、歩くことすらできない状態になってしまったんです…。
当日もフィンを履けるかどうか怪しく、ウォーミングアップの時間にはなかなかプールに行けず、意を決してプール行くも、おそるおそる足を入れてみると、激痛。高熱も引かず、控え場所ではずっとぐったりしていて、みんなでとにかくサポートしました。

そして、カッコ良かったのは、その状態でも、なんとか冷静にレースへ集中し、50mサーフィスを16.16、50mアプニアを14.79で優勝!ライバルも多い、一瞬の判断が結果を左右する50m種目で、しっかりと2冠です!
どちらもしっかり日本代表派遣標準記録を突破し、世界選手権の切符をその場で掴み取りました。AQUA FinDのメンバーはこの背景を知っていたからこそ、あの2日間、チームの空気は爆上がりでした!

本人からの言葉
本人にとっては散々でもあった日本選手権。そこからまた仕切り直して練習を積み、再びいい状態まで持っていって、みんなで送り出した世界選手権。
初日、いきなり得意種目の50mアプニアとなりましたが、ここでは悔しい結果になりました。大会の1本目はもともと噛み合いにくいものですが、本人はこう冷静に振り返っていました。
「ミスなく普通に遅い!動画見たら全然フィン蹴れてなかった。身体が締まってない感じがするので修正して次の種目頑張ります〜」
「1本目あるあるなので実力不足です」
翌日はウォーミングアッププールで気になったところを修正し、動画でも確認をして、残りの50mサーフィスのレースに備えていました。迎えた50mサーフィスもまた悔しい結果。泳ぎについては「上半身が動いてない」と振り返っていました。
そしてリレーで、なんとか首の皮一枚つないで決勝へ。その先が、あの失格でしたから、全体としてはなんとも不完全燃焼だったのではないでしょうか。
それでも、大会に向けてできる取り組みをし、レースがうまくいかずとも分析し、毎回修正をして、できることを試し、その過程を楽しめていた、そんな遠征だったように見えました。

日本から、みんなで
大会期間中、チームのLINEは活発に動きっぱなしでした!日本から、連日「てるさーーーん!」と、みんなで応援しまくり。出発前には現役JKメンバーの秋本咲陽の発案で、みんなで応援動画をつくって、本人に送りました!
帰国後には、今回、新社会人となり、仕事の影響もあって世界選手権を辞退することになった上野愛美香が企画をして、来れるみんなでお疲れ会を開き、韓国での戦いを労いました!本人もからも、
「自分の為に泳いでましたが、みんなが応援してくれてたんだなぁと感じれて嬉しかったです。」
と聞かせてくれ、チームみんなの応援が届いていたんだなぁと、一緒に世界選手権を戦わせてもらったなぁと、素敵な期間でした!

改めて、世界選手権代表の選手の皆さん、お疲れさまでした!!



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